コラム
2015.09.01
ペットの防災
9月ですねぇー。秋ですねぇー。9月1日は『防災の日』でしたね!
みなさんは日頃からいざという時の準備はしてますか?我が家はワンコやらニャンコやらがたくさんいるので、今回はペットの防災について調べてみることにしました。
まず準備するのは防災グッズですね!2013年環境省より、災害時には飼い主の責任でペットと「同行避難」をすることが原則とされました。緊急時のためのフードと飲み水を最低一週間分、容器と一緒に用意しておきましょう。容器は折畳式だとかさばらないですが、警戒心の強い子は使い慣れた物の方が良い場合もあります。缶詰やレトルトなら長期保存ができるので多めに買い置きしておけますし、フード自体に水分が多く含まれているので水分補給にもなります。環境が変わると食欲がなくなってしまう子も多いですし、ペットフードの配給も貰えるか分かりません。環境省より発表された「被災動物の救護対策ガイドライン」では、少なくとも5日分を配給の目安としています。貰えたとしても食べ慣れないものだと体調を崩すこともあるので、特にアレルギーの子は多めに準備しておくと安心です。他にはケガに備えて、消毒液や化膿止め、ガーゼや包帯、タオルも入れておきましょう。タオルはペットの体を拭くほか、ケガをしたときの止血や寝床の敷物、防寒に役立ちます。いつも使っている飼い主の匂いがついている方が安心することができるようです。慢性の病気などで決まった薬を飲んでいる場合は、急にやめたり減らしたりするとよくない場合もあるので、予備の薬について獣医さんに相談しておくと良いでしょう。
次に、避難用具です!ケージや、キャリーケースなどを1匹につき1つは用意しておきましょう。避難のために多数のペットを一括移送する場合にも役立ちますし、避難所では必ずしもワンちゃんやネコちゃんが好きな人ばかりと言うわけではありません。ケージがあれば、周りの方への配慮もでき飼い主の側にいて安心です。ただ、ペットの中にはケージやキャリーバッグなどは動物病院など苦手な場所に行くときのものと認識してしまっている子も多いかと思います。普段から家の中に置いておき、その中でおやつをあげたり遊んであげたり日頃から慣れさせておくと良いでしょう。気性の荒い子には口輪のご用意を…。
ペットを飼っている方は、下の防災対策チェック表を活用して足りないものは補充することをオススメします!
防災対策チェック表
□首輪・迷子札・鑑札 □飲み水・食器 □フード・缶詰
□救急セット・常備薬 □キャリーバッグ・ケージ
□トイレシーツ・トイレットペーパー・ビニール袋
□おもちゃ・おやつ □リード・ハーネス □タオル・新聞紙
あとは鑑札や迷子札ですね!災害時にはペットが逃げ出して行方不明になってしまうことが多くあります。迷子になってどこかで保護された時に飼い主さんが分かるように普段から身元が分かる迷子札を着けておきましょう。鑑札をつけていると飼い主の名前・住所などの登録情報をわかってもらえます。首輪や迷子札がはずれてしまった時のためにマイクロチップを体に入れるといった二重の対策を取るという方法もあります。あとは携帯電話で飼い主さんと愛犬・愛猫の写真を撮っておくと、迷子になった際、飼い主さんの特定、証明などに使えるようです!ペットが行方不明になった飼い主さんは「逸走届け」を、放浪している動物を保護した方は「拾得届け」を警察・保健所に連絡し届けてください。犬を飼う際は市町村への登録と、年1回の狂犬病予防注射が義務付けられています。保健所で犬鑑札(登録時)と注射済票(狂犬病予防注射の届出時)の交付を受け、首輪などにつけておきましょう。また、各種ワクチン、ノミ・ダニ予防、フィラリア予防などの健康管理もしておきましょう。災害時には登録された犬が優先して保護される場合もあるので必ず登録は済ませましょう!
他には当たり前のことですが、しつけですね!無駄吠えや、トイレなど災害時には見知らぬ場所で見知らぬ人や動物とともに暮らすことが予想されます。このような時、トイレシートでトイレが出来るなどきちんとしつけが出来ていれば、トイレを我慢しなくて済むので、ペットのストレス解消にもつながるかと思います。周りの人にも少しでも気持よく受け入れてもらうためにも、日頃から“おすわり”“待て”“静かに”など飼い主の指示に従うようにしておきましょう。
色々調べてみて、私自身もすごく勉強になりました。災害…やはりどこかで見て見ぬふりをしていましたねぇ…。もし、勤務先や外出先で大地震などが起きた時、考えただけでも恐ろしいですが、ペット達も心細く怯えてしまうと思います。そんな時、飼い主だけが頼りです。今回はワンコやニャンコを中心に考えてみましたが、人に危害を及ぼす恐れのあるペットは、避難所では原則受け入れられないので…万が一の災害に備えて個人的にペットを預かってくれる先を探しておくと安心ですね。もしもの時に、大切なペットを守ってあげられるのは飼い主さんだけなのでしっかり準備をしておかなければですね!!
2015年9月1日 10:00 AM | カテゴリー: コラム