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2013.08.18
夏バテ


 皆さん、夏真っ盛りですね。夏は好きですか?私はブログの方などでも何度か呟いているように、夏の暑さには滅法弱く、毎年夏バテに見舞われています。さて、私を含め夏バテに辟易している方は多いと思いますが、夏バテの原因や対処法などは把握していますか?今回は夏バテについて書いてみようと思います。

 まず、夏バテとはなんでしょうか?国語辞典で調べると「夏の暑さで疲れ、動作や思考力が鈍くなること。夏負け。」とあります。確かに、凄く負けている感はありますね。日常生活を送る上でどんなことが原因になるのか更に詳しく調べてみました。
まず、室内外の温度差による自律神経の乱れが関ってきます。やはり、夏は外が暑い分家の中はもちろん、お店や電車内などエアコンが効きすぎている場合もあります。暑い屋外から冷えた室内に戻ると、その急激な温度差が体力を消耗させます。さらに冷房の効きすぎた部屋にいると、元々の気温との違いからストレスが発生し自律神経がうまく働かなくなることに加えて胃腸の不調や全身の倦怠感、さらには食欲不振を招き、夏バテを引き起こすそうです。
 それとは反対に、高温多湿の環境による発汗の異常が原因となるケースもあります。高温多湿の環境が続くと、汗の出口周辺が詰まり発汗が困難になることがあります。それによって、体温調節がうまくいかなくなります。また、長時間直射日光の下にいると過剰に汗をかいたことにより、体の水分が不足気味になり夏バテを引き起こします。こちらは夏バテというよりももっと症状の重い日射病や熱中症などにかかってしまう場合もあるので要注意ですね。また、気をつけなければいけないのは日中だけではありません。熱帯夜による睡眠不足も夏バテの一因となります。熱帯夜によって寝つきが悪くなり、眠りが浅くなって睡眠不足に陥ると睡眠によって日中の疲労を回復することができません。その結果疲れが溜まってしまい夏バテを引き起こします。

 

 では、夏バテを防ぐためには何をすればいいでしょうか?
 第一に、しっかりと食事を取ることが挙げられます。食欲が減退した場合は無理して量を食べるよりも質に重点を置いて疲労回復効果がある食材を食べるようにしましょう。また、きゅうりやトマト、ナスなどの旬の食材は体を冷やしてくれる効果もあるので積極的に食べることをお勧めします。また、室内外の気温差が5度以上になると自律神経は乱れやすくなるそうです。温度調節も必要ですが、エアコンが効きすぎている場所では上着を羽織り、風が直接当たらない場所に移動するといった工夫が必要です。どうしても暑い場合は脇の下や太ももの付け根を冷やすと効率よく血液を冷やし、体温を下げることができますよ。また、夏バテの一番の対処法はやはり疲れを溜めないことです。できるだけしっかり睡眠をとりましょう。就寝時間の一時間ほど前にぬるめのお風呂につかり、頭を氷枕などで冷やせば寝付きも良くなるそうです。
 それでもだるさが続くようなら、本格的に体調を崩す前に病院へ行くことも大切です。夏バテが引き金になり何らかの疾患が出てくる場合もあります。たかが夏バテだとは思わずに、自分の体調と相談してくださいね。

 夏は日も長く、学生の方だと長期の休みもあるすばらしい季節です。夏バテに負けず、素敵な夏を過ごしましょう!

(コラム*カワセミ)

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