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2012.08.15
東西線


 

 私はほぼ毎日地下鉄メトロ東西線を利用しています。もう長い間東西線を利用しているので今回感謝も込めてコラムを書いてみることにしました。

 まず、東西線の歴史についてです。東西線は、中野駅から西船橋駅を結ぶ路線です。名前の由来は、東京を東西に延びる路線だからでしょう。東西線の歩みについて何点かピックアップしておきます。
・昭和39年12月、高田馬場駅 – 九段下駅間開業
・昭和44年3月、現在の中野駅 – 西船橋駅間全線が開業
・昭和47年4月、当時の国鉄総武線津田沼駅まで相互直通運転開始
・平成8年4月、東葉高速鉄道東葉高速線が東葉勝田台まで相互直通運転開始
・平成16年4月、帝都高速度交通営団の民営化による東京地下鉄(東京メトロ)発足で、営団地下鉄東西線から東京メトロ東西線となりました。
・平成18年11月、中野方面行全電車先頭車両に女性専用車を導入

 次に、どのような事件・事故があったのか、私の経験なども交えて記していきます。
 まず、昭和53年2月、葛西駅 – 南砂駅間(当時西葛西駅はまだありません)荒川中川橋梁上で突風によって3両脱線(うち2両転覆)。昭和63年6月乗り入れ車両による冷房車を運用開始しました。
 未だに記憶に残っている方も多いと思いますが、平成7年3月、地下鉄サリン事件の為運転に影響で東京メトロ全線のダイヤが乱れました。私も知り合いの安否を確認したことを覚えています。事件の後、ごみ箱は撤去され、異臭騒ぎは何度もありました。
 平成23年3月、東北地方太平洋沖地震による発電所の停止に伴う電力供給逼迫のため、東京電力が輪番停電(計画停電)を実施しました。この計画停電により今現在でも電車内の蛍光灯は半数の設置になっています。私は、この後座れる席によって本を読むかどうか決めるようになりました。さすがに光量が少ないと目が疲れますからね。

 

 東西線は色々な特徴がありますが、その一部をご紹介します。
東京都内は中野駅から葛西駅まで、ここを過ぎると浦安駅から西船橋駅まで千葉県内を走っています。地下鉄メトロ全線の中で駅の管理を地下鉄メトロが行っている駅は、23区以外では東西線のみだそうです。
 地下鉄として一日平均輸送人員は、約121.8万人でトップ。その為、朝のラッシュ時混雑は国内ワースト級です。JR総武線の迂回の意味があるのでラッシュ時の機能は抜群です。ただ、ひとたび事故や故障で機能しなくなった時は大変です。中でも終点の西船橋駅は橋上駅舎となる為、何時間も電車が止まる時は駅に近づけないほど街に人が溢れていたりします。私が実際何度か感じたのは、人の重みで駅が落ちてしまうような恐怖感です。西船橋駅は、JR線だけでも県内2位の利用客数なので、無理もありません。
また、両方の終点駅で相互直通運転をしているのも特徴的ですね。中野駅からは三鷹駅までJR東日本中央線が、西船橋駅からは津田沼駅までJR東日本総武線と東葉勝田台駅まで東葉高速鉄道東葉高速線が相互直通運転しています。

 地上区間では強風が吹くと速度規制(60km/h規制)が行われるようになって、ダイヤが乱れやすくなりました。南砂駅を過ぎると地上に出ての運転になります。この場合、快速運転と中央・総武緩行線への直通運転を中止にしたり、東陽町 – 西船橋間で区間運休することが多いです。また、乗り入れ先のJR中央・総武緩行線でダイヤが乱れた場合にも、東西線は同線への直通運転を中止し線内折り返し運転を行います。ひどい時は、山梨県内のJRのダイヤ乱れが東西線に影響を与えることもありました。 

 私にとっては、電車といえば東西線、もうおそらく20年余で12000時間程度乗車している計算になりそうです。
 今度機会がありましたら、一番のお気に入り神楽坂駅界隈について書いてみたいと思っています。

(コラム*FPロバ)


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