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2014.08.19
日本の季節


 皆さんは、日本の季節をいくつ知っていますか?
 最も良く認知されていてすぐに思い浮かぶ季節は「春」、「夏」、「秋」、「冬」の四季ですよね。この四季を各6つに分けた二十四節気と、二十四節気を更に各3つに分けた七十二候というものがあるのはご存知ですか?
 今回は、日本の季節について書いてみたいと思います。

 まず、一年は365日(うるう年は366日)です。これを4つに分けたのが四季です。四季はもちろん様々な国にありますが、日本は各季節の特色や気温差がはっきりしているため、「日本の四季」は世界的に有名とされているようです。
 二十四節気は、先述のように四季を各6つに分けたもので中国から伝来しました。立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒の24つです。これは太陰暦による季節のズレを正し、季節を春夏秋冬の4等区分にするために考案された手法の1つで、1年を12の「中気」と12の「節気」に分類し、季節を表す漢字二文字の名前がつけられています。ちなみに、日本では江戸時代の頃に用いられた暦から採用されていましたが、元々中国の気候を元に名づけられたものだということもあり、日本の気候とは時季や名称が合わないものもあります。そのため、それを補足するために二十四節気のほかに土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの「雑節」と呼ばれる季節の区分けを取りいれたものが、日本の旧暦です。しかし、これも現代日本とは時期がずれて合わない部分もあります。そこで、日本気象協会が2011年に現代日本の気候に合わせた新しい二十四節気を創造する事を目標とした準備委員会を設けましたが、反対の声が多く寄せられたため2012年9月にこの計画は中止となったそうです。やはり、現代に合っていない部分があったとしても、伝統の表現などは残すべきだという考えの人が多かったのでしょうか。

 

 七十二候とは二十四節気を各3つに分けたもので、こちらも古代中国で考案された季節を表す方式のひとつです。1つの期間は約5日となっています。数が多いので名称は記載しませんが、各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっており、中には「腐草為螢(ふそうほたるとなる)」(腐った草がきれいな蛍に生まれ変わる)というような幻想的な表現もあります。
 二十四節気は古代中国のものがそのまま使われていますが、七十二候の名称は何度か変更されているそうです。日本でも、江戸時代に入って暦学者の渋川春海らによって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。現在使われているのは、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載されたものとのこと。それでも、俳句の季語には中国の七十二候によるものも一部残っているようです。例えば、「半夏生」などが挙げられます。「半夏生」は上記にあるように、七十二候だけではなく「雑節」の一つでもあります。ちなみに読み方は、七十二候は「はんげしょうず」ですが、季語・雑節は「はんげしょう」と少し異なります。

 今、イー・キャンパスの公式Twitterでは、二十四節気や七十二候など季節についての雑学をツイートしています。時間がある時はそちらも是非ご覧になってみてくださいね。

 

(コラム*カワセミ)

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