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2015.07.01
『動物性タンパク質』と『植物性タンパク質』の違いとは?


 前回私のコラム(『ダイエットしてますか?=健康管理は食生活から=』)では、健康的な食生活について書かせていただきました。追求した結果、玄米と野菜と良質なタンパク質!とご紹介致しましたが、なぜ玄米かは前回ご説明しましたね。では今回は良質なタンパク質とは一体なんなのかをご紹介していきたいと思います。

 

 みなさん3大栄養素は覚えていますか?確か中学時代に家庭科で教わりましたよね?!
 3大栄養素とは『タンパク質』『炭水化物(糖質)』『脂質』のことで私達に欠かせないエネルギー源なのです。『炭水化物(糖質)』は摂取すると消化吸収されて血中で糖となり、全身をめぐり体や脳の活動に欠かせないエネルギーになります。同じエネルギー源でもタンパク質や脂質と比べて消化がよいため即効性があり、すぐ使う量以上に食べた糖質は脂肪となって蓄積されてしまいます。一方、不足が続くと体力の低下や疲れやすくなってしまいます。次に『脂質』は体内で1グラム当たり9キロカロリーとなり、3大栄養素のうち最も高いエネルギーになります。これは炭水化物(糖質)やタンパク質の2倍以上になります。脂質は摂り過ぎるとさまざまな生活習慣病を引き起こしたり肥満などの原因になりますが、体の中で作ることができない必須脂肪酸が含まれていて、細胞膜や粘膜の構成成分となります。さらに脂溶性ビタミン(A・D・E・Kなど)の吸収を助ける役目もあります。現代では過度なダイエット以外では不足することはないようですが、不足すると血管や細胞膜が弱くなり皮膚炎の原因になったりするそうです。
 さて本題の『タンパク質』です。人間の体の60パーセントは水(水分)でできていますが、タンパク質は15~20パーセントを占めているといいます。つまり人間の体は水分を除けばほとんどがタンパク質でできているのです。タンパク質は摂取すると体内でアミノ酸に分解、吸収され、筋肉・内蔵・骨・血液・皮膚・髪・爪・ホルモン・酵素・抗体などの主成分となっていきます。もっといえば細胞そのものの主成分でもあります。タンパク質を構成する約20種類のアミノ酸のうち9種類は体内で合成できず、食事から必ず摂取しなければならならないのが必須アミノ酸です。みなさんも聞いたことありますよね!ちなみに非必須アミノ酸も聞いたことがあるかと思いますが、非必須アミノ酸とは必須アミノ酸とは逆に体内で合成できるアミノ酸のことで、このネーミングからあまり必要ではないのかと勘違いしてしまうのは私だけでしょうか…。タンパク質はただ取ればいいというわけではなく、このアミノ酸のバランスが大事なのです!アミノ酸のバランスを示す数値をアミノ酸スコアと呼び、スコアが高いほど良質のタンパク質ということになります。

 タンパク質には動物性(肉・魚介・乳製品・卵など)と、植物性(大豆製品など)があります。この両者の違いは色々ありますが、一番の違いは吸収速度です。動物性タンパク質は人間の体に近いアミノ酸組成を持っているため肉や血などを作るのに利用しやすく、摂取するとスコア表を見ても分かるように必要なタンパク質量を満たしやすくなります。ただし、メタボやコレステロールが気になる人や心臓病のリスクがある人は摂取を控えた方が良い飽和脂肪酸やコレステロールが多く含まれているので、脂質が少ない食材を選ぶことをオススメします。これとは逆に植物性タンパク質にはコレステロールが含まれず、飽和脂肪酸の含有量も低く肉類に比べて余分なカロリーや脂質を抑えてタンパク質が取れるのが良い所です。動物性タンパク質を食べないベジタリアンと呼ばれる人でもきちんと栄養管理を行えば、植物性だけでも十分なタンパク質・必須アミノ酸を摂取出来ますが、妊婦・子供・高齢者の場合は十分に栄養を取れない可能性もあるので注意が必要です。

 

 このようにタンパク質は本来、体を構成する物質になるのですが、エネルギー源にもなります。炭水化物と脂質には及びませんが、1グラム当たり4キロカロリーのエネルギーになります。タンパク質の1日の必要摂取量は、体重1キログラムにつき1~1,2グラムです。50キログラムの人で大体50~60グラムのタンパク質が必要だということです。また、タンパク質は抵抗力をつけるための抗体の原料にもなっているので、不足すると体力・免疫力の低下につながります。取り過ぎても不足しても良くないのでバランスよく適切な摂取をこころがけて下さい。

(コラム*ミーアキャット)

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