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2013.12.14
ブラジル


 みなさんは、ブラジルと言うと何を連想しますか?サッカー、バレーボール、レーサー、アマゾン川、コーヒー、カーニバル、経済成長などでしょうか。私の中ではブラジルと言えばリオデジャネイロのコルコバードの丘にある巨大なキリスト像ですね。2014年サッカーワールドカップ、2016年リオデジャネイロ五輪の開催はすでに決まっています。経済効果はどれ程あるのでしょうか。貧困層が存在することでイメージが悪くなりがちでしょうが、中産階層が増加していますので、今後の個人消費に期待ができそうですし、政府が掲げるインフラ整備もあります。『もはや新興国ではない』ともよく言われています。
ブラジルの概略を書いておきますと、面積は851.2万平方キロメートルで日本の22.5倍の広さがあり、人口は約1億9840万人、首都はブラジリア、民族は欧州系48%、アフリカ系8%、東洋系0.6%、混血43%、先住民0.4%です。言語はポルトガル語、宗教はカトリック約65%、プロテスタント約22%、無宗教8%となっています。

 ブラジルの農業は、19世紀までゴム栽培は世界市場を独占していました。当時のサトウキビ畑では奴隷を働かせていました。現在、サトウキビは砂糖だけでなくバイオエタノールに精製され燃料となっています。コーヒー豆栽培も安い労働力を武器に栄えました。移民はその為に行われ最初はヨーロッパで、次に日本から多数の移民を受け入れています。コーヒーの輸出量は世界第1位ですが、コーヒーの過剰生産により国際価格が暴落してしまいコーヒー豆栽培への依存度を下げる為にとうもろこし・大豆・サトウキビなどの作物の栽培が推奨されたという経緯があるそうです。
 ブラジルは鉱物資源が豊富な国です。鉄鉱石、ニオブ(超伝導材料)、すず、ボーキサイト、マンガンなどが代表的な資源です。そしてなんと石油自給率は100%。羨ましい限りです。
ブラジルの公用語はポルトガル語ですが、本国ポルトガルのポルトガル語とはずいぶん語彙が異なるようでブラジル・ポルトガル語と言われています。日本で教えるポルトガル語はこのブラジル・ポルトガル語の方だそうですよ。ブラジルは日本と関係が深い上に人口1億9840万人もかかえていますから当然でしょうか。
 次に世界遺産ですが、ブラジルの世界遺産数は19件、文化遺産が12件、自然遺産が7件あります。今回はその中で2件ブラジリアとリオデジャネイロ山と海の間のカリオカ景観について触れてみましょう。

 1987年に世界遺産に登録されたブラジリアは、建設されて40年未満という新しい都市が登録されたのは、当時としては異例のことでした。ブラジルは、ポルトガルの植民地から独立した頃から旧首都のリオデジャネイロやブラジル最大の都市であるサンパウロといった大都市が存在する大西洋沿岸部に人口や産業が集中していました。そのため、内陸の高原部との間で所得などの面で大幅な格差が存在し、19世紀頃からその解消と方策として内陸部遷都が叫ばれていました。この計画が実現したのがブラジリアです。都市計画はブラジル高原の荒涼とした未開の大地(セラード)に設けられました。ブラジル人建築家ルシオ・コスタの設計により建設された計画都市地域は、人造湖であるパラノア湖近くに飛行機が羽根を広げた形をしています。飛行機の機首の部分に国会議事堂や行政庁舎、最高裁判所が並び、羽根の部分には高層住宅や各国の大使館があります。国会議事堂や大聖堂などの主要建造物は、モダニズムの流れを受けた未来的なデザインで作られています。これらの公共建築の主任建築家オスカー・ニーマイヤーは、ニューヨーク市の国際連合本部ビルの設計も担当したブラジル人の建築家です。
もうひとつ取り上げておきたい世界遺産は、リオデジャネイロです。『リオデジャネイロ―山と海に囲まれたカリオカの景観』として、2012年の世界遺産に登録されました。ポルトガル王国の植民地だったリオデジャネイロは、1808年にナポレオン軍から逃れたポルトガル王室が移り住み、1809年から1821年まで首都(ポルトガル・ブラジル連合王国)となっていました。1822年以降は、ポルトガルから独立したブラジル帝国、その後のブラジル連邦共和国の首都でしたが、1960年に同じく世界遺産になっているブラジリアに首都が移りました。街を見下ろすコルコバードの丘には、ブラジル独立100周年を記念して建設されたコルコバードのキリスト像が立っています。

 

 私自身ブラジルのリオデジャネイロにはぜひ行ってみたいのですね。『サンパウロ人は仕事で忙しく、リオ人は遊びで忙しい』という言葉にリオデジャネイロの特徴がよく表現されています。リオのカーニバルなどバカンスにはもってこいですよね。せっかく行くのなら時間的な余裕をもって行ってみたいです。ただ、そう思うとかえって遠く感じてしまって近隣国への旅行で済ませてしまいます。何かきっかけがあればと思います。みなさんにとっては、2014年サッカーワールドカップ、2016年リオデジャネイロ五輪の開催などはいいきっかけになるのでしょうか?卒業旅行などぜひ一大旅行にどうぞ。

 

(コラム*FPロバ)

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